先週は北の達人<2930>がストップ高となったほか、好決算を材料に多数の銘柄が年初来高値を更新しました。北の達人<2930>は14日引け後に発表した2018年2月期第1四半期（17年3～5月）の単体決算と、通期の売上高予想の増額修正が投資家にとって前向き。えげつない上がり方をしていましたので、記憶に新しい方も多いでしょう。

日経平均、来週の見通し<18/1/20>

先週の日経平均はもみあいもありましたが、結果的には上昇となり、3万円台への希望をつないだ格好となりました。

アメリカ金融決算を材料視した投資家心理から、週明けの日経平均は4営業日ぶりに反発スタート。すわ下落の始まりかと思ったのもつかのま、さらに高騰がありましたね。

またその他としては、

・アップルが5年で3500億ドルの投資計画を発表

・アメリカ銘柄でトランプ政権の大型税制改革を受けた高騰が続く

・アメリカ企業が国内投資と雇用増

これらの材料があり、日経平均は1991年以来の24000円を回復となりました。私はまだ子供のころの株価ですから、未体験ゾーンに足を踏み入れたことになりますね。

ただ、このまま上昇というわけにもいかず、24000円を回復した後はもみあい。金融政策の正常化に向けた動きもありつつ、円相場は1ドル110円台の円高へ。日経平均は91年以来の24000円を回復したものの、24000円寸前辺りでのレンジが続いた格好でした。

抑えておきたい来週の決算情報

今週は国内でも決算発表が増えていきます。

安川電<6506>、ファナック<6954>といった注目銘柄の決算結果があり、これによってさらに日経平均は強く揺さぶられることになりそうです。

テーマ株として安川電は、ここがある意味では勝負ですね。好決算発表が材料出尽くしであれば、下落は必至。また、ファナックの決算まで見極めと投資家心理が働けば、さらなる全体的な下落相場展開になる可能性もあるでしょう。

 
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