「仕手株」に注意!手を出してはいけない、仕手筋の見分け方

東京株式市場で日経平均株価は下げ渋っていますが、何も臆することはありません。
シカゴ市場の時間外取引で米株価指数先物の下落が一服。米株安に歯止めがかかるとの見方から日経平均先物にも自律反発を見込んだ押し目買いがあります。
さて、このブログは「仕手株」のブログランキングにも登録をしておりまして、現在登録している73人のブロガーのうち、タイミングのいいときは5位くらいに上昇しています。
それによって「仕手筋」「仕手株」といったキーワードに興味のある方が、このブログに飛んできてくれることが多いようです。
この記事では「手を出してはいけない仕手株」について説明しています。
Contents
そもそも「仕手」とは?
仕手(して)とは、人為的に作った相場で短期間に大きな利益を得ることを目的に、公開市場(株式、商品先物、外国為替等)で大量に投機的売買を行う相場操縦の一種(英語のen:Market manipulationに相当)。摘発が厳格でない事を逆手に、脱法・違法まがいの手法を取り入れ価格操作をおこなう不正な売買筋のことを仕手筋(してすじ)と呼ぶ。大規模なものでは米や大豆など商品の買い占めがあり、成功者は莫大な富を得る一方、失敗したものは破産は元より自殺するものも少なくない。
これは厳密には違法とならない部分がありますが、あくまで法のギリギリのラインです。
そして、その仕手株の流れの悪い方向にハマると、大きな損失を被ることになります。あなたの大事な資産をほんの短期間で大きくする可能性がある反面、たいていの場合は市場に奪われてしまいます。
あなたも被害にあう前に必ず知っておいてもらいたい仕手株につい、仕手株を見極める方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
仕手株・仕手筋の例 ニチダイ<6467>
これはニチダイ<6467>の株価チャートですが、短期間で大きく株価が上がっているのがわかります。この時期に良い材料が出たわけではありません。
大した好材料もないまま、株価が約5倍となりました。
急騰をリアルタイムで見ていた人は「自分も買いたい!!」と思うことでしょう。
しかしあっという間に株価は急落。2カ月で5分の1まで下がりました。
ニチダイの株を高値で買ってしまった人は、大きな含み損となりました。仕手株の恐怖といえるでしょう。
チャートというものは、なかなか急には変わらないものです。株価が時間をかけて上がっていけば、下がる場合もゆっくり下がります。そのため損失が増えてもすぐに損切りの対応ができます。
しかし、急騰する仕手株の場合は下がるときも急なので、何も知らずに買ってしまうと、上がった次の日に地獄を見ることになってしまうのです。
仕手筋とは仕手株を行うグループのこと。一部の集まりだけで資金を集め、仕手株を仕込んでいきます。そして準備が整うと株価を上げて、
その後すぐに利益確定。仕手株にはそれを仕掛ける仕手筋がいて、他の投資家に損をさせてでも自分たちが儲けようとします。
仕手筋が行われる手口はシンプルで、下記5つの手順があります。
- 仕手筋が仕掛けやすい銘柄を選び、その銘柄を少しずつ買い集める。株価が安いうちに目標株数を買い集めて準備が整ったら、次は派手に大きく買う。
- 株価が上昇しているのを見た一般投資家が、自分も儲けようと高値で買ってしまう。
- ヤフーファイナンスなどで値上がりランキングで注目され、買いが買いを呼ぶ。
- ここで保有株を一気に売りに出し、自分たちは利益確定。
- 株価は一気に適正価格まで戻り、一般投資家は大損をする
仕手筋は当然儲かりますが、その銘柄に乗ってしまった人は含み損を抱えてしまうことになります。
どんな銘柄が仕手株に狙われやすいのか?
仕手筋と呼ばれる人は「政治家」「企業オーナー」「宗教関連団体」「暴力団関係など反社会勢力」など実態がいろいろあるといわれています。
また最近ではツイッターなどで騒いでいるインフルエンサー(自称含む)が「この銘柄は上がります!」と騒ぎ立て、仕手筋を仕込むという手も常套手段となってきました。
そういう人はSNS上や実際に対面するセミナーなどで「この銘柄を買わないのは損! 私についてきなさい!」といったリーダ―シップを見せて、何も知らない初心者投資家の心をつかみ、仕手筋に誘導するともいわれています。
仕手株の見分け方のポイントは、狙われやすい銘柄の特徴を知ること
仕手筋はファーストリテイリングや任天堂のような、225銘柄を狙うことはありません。また、やはりファーストリテイリングやトヨタ自動車など、株価がそもそも高いもの、出来高が多いものは狙わないのです。
なぜだかわかりますか? そもそも株の流通量が多い大手企業の株価を操作するには「多額のお金がかかる」。彼らは、お金が欲しいから仕手を仕掛けます。出来高が多い会社を狙わないのは、そんな大きな資金は持ち合わせていないからです。
※目立つ企業の場合は、急に株価が上がれば怪しいと疑う人も出て「仕手株では」と疑われることもあるでしょう。
必然としては、仕手株として狙われやすいのは、ちょっとくらいチャートが異常であっても、それに誰も騒がないようなボロ株、低位株です。
・値動きしやすい株価の安い銘柄(1株100円未満の低位株)
・出来高が少ない銘柄
・発行株数が少ない銘柄
これらは株価を操作しやすいので、仕手株として狙われやすくなります。
仕手筋は儲けを上げるために、安い株を大量に買い占めます。だからこそ最初は、ボロ株を狙うほうが都合がいいのです。
仕手株の特徴を抑えよう!
なぜか少しずつ株価が上がっているが、材料がない。
なぜか少しずつ出来高が増えているが、材料がない。
急に値上がり率の上位にランクインしたが、材料がない。
これらの銘柄があれば、仕手筋が狙う銘柄に当てはまる可能性があります。そして、実際に、もしかしたら仕手筋が株を買い始めている可能性もあるでしょう。
株価が上がっているからといって安易に飛びつくのではなく、自分の目で業績などを確認して、上がる理由を確認してから買えば仕手株に惑わされることはありません!
焦らないで! 仕手株を買ってしまった場合の対応
もし仕手株を買ってしまったら、対応は1つだけです。できるだけ早く売って、損切りすること。
仕手株は急激に株価が上がり、下がる時も急激に下がりますので、待てば待つほど傷が広がります。
そもそも株価が上がる材料など何もなかった銘柄ですから、その後何年持っていても、株価が上がることはありません。もともとの適正価格まで下がって終わります。
よくこんなことを言う人がいます。「この銘柄、仕手っぽいな…。仕手は上昇するから、絶対利益が出せる」と、あえて仕手株だと思われる株を買う人…。
しかし、利益を出せるのは、その株価が上がり始める前に株を買っていた仕手筋だけです。これを忘れてはいけません。その動きに乗っかっても、ほとんど利益がないばかりか、仕手筋がいつ売りに転じるかはわからないので、買った途端に下がり始めることもよくあります。
あなたが何らかの情報を持っているのならば別ですが、基本的に仕手株には手を出さないようにしてください。
今回は仕手筋、仕手株についてお伝えしました。あなたの参考になれば幸いです。
個別銘柄の推奨情報は無料メルマガにて。
【管理人が優良投資顧問サイト認定・無料メルマガから厳選銘柄情報を受け取れます!】管理人が優良認定したサイトは関東財務局/金商登録あり
==========================
【特選サイト】スナップアップ投資顧問(SNAPUP)は実際に稼げるのか?
★元金融庁・経産省との折衝経験もある金融のプロ【有宗良治】が代表取締役に就任
★関東財務局の金商登録と充実のサポート体制 マンツーマンでサポート体制あり
★無料銘柄相談・厳選銘柄無料提供 元大和証券のエースが無料で厳選銘柄を提供! ==========================
●アクセスランキングに参加しています。

にほんブログ村

株式ランキング
●ブログで書けない話はメルマガで

参考になりました
自称インフルエンサーのツイートはスルーが一番w
コメントありがとうございます。
周りが一緒になって騒ぐと、仕手のような情報も真実のごとく広まります。
黙ってみておくか、スルーが一番ですね^^
確かにニチダイの時に騒ぎは異常だったな
コメントありがとうございます。
有名人が取り上げているから買う、というだけの人は、残念ながら投資では稼げません。
自分で正しい情報を見つけないといけませんね。