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カルロス・ゴーンはなぜ逮捕された?高すぎる報酬と私利私欲

 

日産自動車<7201>得ていた役員報酬を少なく公表していた疑いで逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者。多数のリストラ社員を出し、私利私欲にまみれた中身は批判にさらされています。

 

日産、仏ルノー、三菱自動車の3社でリーダーシップをとる一方、高額報酬に対する批判を抑えようとしたことが動機です。

 

日本では平成22年3月期から1億円以上の報酬額開示などが義務に

 

フランスでもルノー最高経営責任者(CEO)としての高額報酬が批判されたゴーン。

 

どうしても高い報酬を維持したくて、不正行為に至ったのでしょう。

 

  日産自動車<7201>のカルロス・ゴーン会長(64)が自らの報酬を過少に申告した疑い…
ゴーン逮捕、日産は上場廃止で日経平均が暴落?明日の相場はどうなる? - 爆上げ株ニュース

 

 

 

参考画像:https://www.j-cast.com/2018/11/19344095.html

 

 

22年6月、株主総会でゴーン容疑者は初めて役員報酬を公開

 

このとき、約8億9千万円(22年3月期)という高額を公開したゴーン。

 

金融庁による制度改正を受け、やむなく開示せざるを得ない状況に追い込まれていました。

 

高額報酬への批判は20年のリーマン・ショックを機に世界的に高まったといわれています。

 

日本でも1億円以上の役員報酬を有価証券報告書に記載するように制度が変更されました。

 

結局、ゴーンは不正を隠せなかった

 

そもそもお金持ち、十分に富豪と呼べるゴーンでしたが、ゴーンはかつてルノーの部下で現在はトヨタ自動車の副社長を務めるディディエ・ルロワ氏(10億2000万円・8位)に役員報酬で負けている事実があります。

 

ゴーン氏が地位と報酬に納得していなかった可能性はあるでしょう。ゴーンにとって大事なのはお金の額ではなく、周囲の人間との比較で勝利すること。結局、人間くさい感情に、天才経営者も勝てなかったのですね。

 

 

 

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