個別銘柄のバーゲンセール、下値探しで気をつけるべきポイント<18/12/25>

予想されている範囲の下げでしたね。とはいえ当然、拳は強く握りしめ、日本人投資家のメンタルの弱さにガックリきているところです。
25日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に5日続落。終値は前週末比1010円45銭(5.01%)安の1万9155円74銭と2万円の節目を大きく割り込み、2017年4月25日以来1年8カ月ぶりの安値を付けました。
トランプ米大統領の政権運営をめぐる不透明感から24日の米株式相場が急落し、投資家のリスク回避姿勢が強まりました。外国為替市場で円相場が1ドル=110円ちょうど近辺まで上昇し、輸出関連株に売りが膨らみました。
2年ぶりの急落 日経平均はどうなる?
日経平均の下落率は今年最大です。米大統領選の結果を受け急落した16年11月9日以来の大きさとなりました。当時ほどのショックがあるかといわれれば、あのコメディ芸人のようなトランプの当選に比べれば、まだ理解できる下げですが。
下落幅は2月6日(1071円安)以来、今年2番目の大きさ。日経平均は10月2日に付けた年初来高値からの下落率がいわゆる「弱気相場」入りのメドとなる20%を超えています。
予算失効に伴う米政府機関の一部閉鎖で、ホワイトハウスと議会の合意形成の難しさが見えています。
ムニューシン米財務長官が米金融大手首脳と電話協議し、市場の流動性に問題がないことを確認したと伝わり、これについて協議を開いたこと自体が市場の不安心理を高め、米株安につながりました。
最初からご乱心のトランプだが、ここへきてまた一段と乱心の度合いをレベルアップしてるなあ。ここまで来ると笑うしか。(^o^)→米大統領、株価下落でムニューシン財務長官の解任検討か=ブルームバーグ | Article [AMP] | Reuters https://t.co/uYHsdEGtto
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2018年12月25日
パウエル議長より先に:ムニューシン財務長官を解任検討の報https://t.co/MNxGCtrlpd)
株安に怒る大統領。そして誰もいなくなった‥。— 滝田洋一(日本経済新聞・WBS) (@yoichitakita) 2018年12月25日
株安を財務長官だけのせいにしているわけではないでしょうが、トランプはやっぱりコメディアン程度の知能指数しか持ち合わせていないように見えますね。
簡単にいえば、「会社が潰れる」というウワサがあり、従業員が騒いでいる。で、これについて、実際に潰れるか潰れないか、役員会議が行なわれて「潰れないよ!」と言われた。というレベルです。
そんな会議をしていること時点で、もうヤバいじゃん! ということです。
信用取引の追加証拠金(追い証)発生を警戒した個人投資家の見切り売り
東京市場では信用取引の追加証拠金(追い証)発生を警戒した個人投資家の見切り売りが膨らみ、日経平均は下げ幅を広げました。
午後は日銀の上場投資信託(ETF)買い入れ観測が浮上しやや下げ渋る場面もありましたが、焼け石に水。
JPX日経インデックス400も5日続落した。終値は前週末比642.34ポイント(4.85%)安の1万2592.66と、16年11月14日以来の安値。東証株価指数(TOPIX)も同様に5日続落し、72.64ポイント(4.88%)安の1415.55と16年11月15日以来の低水準で終えています。
東証1部の売買代金は概算で2兆6167億円。売買高は17億1656万株。冬休みに入っている海外投資家の取引が乏しく、相場変動が大きかった割に売買は少ないという一日。
東証1部の値下がり銘柄数は2096と、全体の98%。値上がりは27、変わらずは8。
この下落で、イギリスからの撤退や国内でのサービス低下で批判を受けていたメルカリ他、国内企業のいくつかの大幅下落が目立ちにくくなっているのも無視できないところ。
個別銘柄のバーゲンセールをどう見るか?
信用買いで積極的な投資をしていた方にとっては、「メリー苦しみます」になってしまいました。
ただロスカットをしっかり行い、個別銘柄のバーゲンセールを冷静に捉えられる人にとってはチャンスです。
もちろんバーゲンセールといっても、ここから儲けるのは簡単ではありません。
多くの銘柄は、今日明日辺りで底値になって、反発するでしょう。では、どの銘柄がそうなるのか? それは正しく情報収集をしないと見えてきません。
そもそも日本株は増税もあり今年から十分に苦しい。口開けて待っていれば儲かるような、上昇相場は待っていません。
今回の下げの原因ですが、まずFRBの利上げが論点ですよね。何も焦ることはない、見送りを決断しても良かったと誰もが思っているでしょう。
アメリカでも日本でも、90年代のようなインフレが進んでいる時代でもありませんし、何か急いで施策を打つ必要などなかったのです。
アメリカの失業率が約49年ぶりの水準まで下がり、「政策金利の引き上げが近く正当化される」とするFRB。「間違いを起こすな。相場に敏感になれ」と反対するトランプ大統領。FOMCで追加利上げを議論します。https://t.co/pxTUMboPTB
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2018年12月18日
しかし、FRBは、足元の指標を機械的に判断して利上げ。当然のように株式市場が、それに反抗したわけです。
こうなってしまった以上、ほぼ確実に2019年は世界経済の伸びは止まります。トランプは利上げどころか利下げも話し合わないといけません。
消費税増税の最終ジャッジは来年の春。そこまで日経平均がどかんと騰がる理由はありません。ここまで下げればリバウンドもしますが、どの銘柄を選ぶかは私たちの選択ひとつです。
銘柄を選別すれば、ここまで下がった相場ですし、ダブルバガー以上も出てくるでしょう。こういう部分が株の刺激的なところであり、また不安要素でもあります。
こういう時はとかく「下値探し」が焦点になります。下値を見つけるということは、不確定要素がない銘柄を見るということ。
例えば配当権利落ちの銘柄は、もうそれ以上落ちる要素がないので、後は突発的な要素がないかだけ気をつけておくようにします。
また下値探しの際に気をつけたいのは「銘柄に恋をしてしまう」ことです。
誰かがこの銘柄は騰がるといっていたから買いたい。有名人が買っていたから買いたい。前に利益を得た価格まで下がったから買いたい。すべて、損失を生む原因です。
銘柄に恋をするとろくなことがありません。それどころか、本質的な情報から目を背けることになります。本質的とは何かというと、需給バランスや、出来高やファンダメンタルズといった「見ればわかること」です。
売り圧力に負けないメンタルは大事ですが、時にはすっぱりと握力を失くしたほうが、結果的に利益が残ることになるのですから。
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