日経平均株価は上値を試す場面も。5月景気ウォッチャー調査に注目<20/6/8>

8日の東京株式は、上値を試す場面もありそう。前週末5日が堅調な地合いだったことや、現地5日の米国株式が大幅高となったこともあり、朝方から株価指数先物を中心に幅広い銘柄に買いが先行するとみられます。
日経平均株価は、心理的なフシ目の2万3000円突破が想定され、買いポジションを持つ投資家の投資意欲拡大も見込まれます。
前月度の景気ウォッチャー調査はこちらから確認できます。
https://www.murc.jp/report/economy/overall/tokai_w/tokai_w_2005/
景気ウォッチャー調査 (けいきウォッチャーちょうさ)
景気ウォッチャー調査とは、景気の動向を示す指標のひとつです。より迅速、的確に把握するため、各地の景気の動きを身近に観察できる立場の人たちの協力を得て、内閣府が毎月発表しています。北海道、東北、北関東、南関東、甲信越、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄の12地域を対象に、百貨店・スーパーマーケット・コンビニなどの小売店やレジャー業界で働く人、タクシー運転手など、景気に敏感な職種の約2000人にインタビューし、調査結果を集計・分析して発表しています。
現況を示す現状判断DI、2~3カ月先の見通しを示す先行き判断DIを、家計動向、企業動向、雇用などの部門別に発表します。DIの数値は50が横ばいを表し、これを上回ると「景気が良い」、下回ると「景気が悪い」と感じる人が多いことを示します。
参考:https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ke/J0620.html
5日のダウは800ドル以上の上昇、ナスダックは最高値
5日の米国市場では、NYダウが800ドルを超える上昇となったほか、ナスダックは最高値を更新しました。5月の雇用統計で予想以上に速い雇用の回復が示されたためV字型回復期待が高まり、投資家心理の改善で買いが先行しています。
トランプ大統領が会見で、給与税減税など一段の刺激策を要請していく方針を示すと上げ幅を拡大しました。
“トランプ氏は「給与税の減税を推し進めるつもりだ」と発言。「ビジネスにとてつもない刺激を与えるだろう。追加刺激策の資金を要求するつもりだ」”
トランプ米大統領、給与税含む追加策を要求へ-雇用改善さらに後押し https://t.co/Hdren8TgqA @businessより
— fugasan (@fugasansan) June 6, 2020
シカゴ日経225先物清算値は大阪比270円高の23140円。円相場は1ドル109円60銭台で推移しています。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、先物主導によるインデックス買いが日経平均を押し上げる格好も予想されます。
節目の23000円を一気に突破してくることになり、ショートカバーの流れも強まりやすいとされています。
また、出来高も低水準の状況が続いていることもあり、インデックス買いによってトレンドが強まります。
週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)が控える影響は
週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えています。
これにより指数の上振れによるヘッジの動きは意識されつつ、ロールオーバー中心の売買であるため、買い一巡後は方向感が掴みづらくなる可能性はあります。
ロールオーバーとは?
先物取引の特徴の1つに限月があります。先物取引が期限のある取引で、決められた期限までに反対売買によってポジションを決済します。
その期限が満了となる月を限月といいますが、期限が満了したあともポジションを保有するために次の限月に乗り換えることをロールオーバーといいます。
ロールオーバーの動向と、SQ通過後の動きは本当に要注視だわ
— Mint=Euphoria (@mint_euphoria) June 7, 2020
SQ一週前で先物のロールオーバーが始まってきたが、225が-56円、TPXが-3.5ポイントでどちらも上昇傾向にある。9月限のSQまでには6月と8月の配当落ちがあるが、今期は配当がどうなるか分からない。現状の予想より配当が増えることはないだろうが難しい状況でのロールオーバーになっている。
— long gamma (@skew123) June 5, 2020
23000円回復後に動きが弱まれば、投資家は「もう上昇は終わりかな?じゃあ売ったろ!」と心理的に動きやすくなりますので、利益確定の流れにも向かいやすいところです。
物色としては、先物主導のインデックス買いにより、指数インパクトの大きい値がさ株などがけん引。
ただ、買い一巡後は新型コロナの影響を大きく受けていたセクターや銘柄を見直す流れも。
また、原油先物相場は1バレル40ドルに迫っているほか、OPECとロシア等は減産合意を来月末まで延長することで合意。資源株等も相当売り込まれていたセクターでもあるため、見直し余地はありそうです。
8日の主な経済指標・スケジュール
【国内】
・ 8:50 1-3月期GDP改定値、4月国際収支
・14:00 5月景気ウォッチャー調査
【海外】(時間は日本時間)
・米3年国債入札
・豪、マレーシア市場休場
本日の好材料銘柄
■ITbookホールディングス <1447> [東証M]
今期経常は89%増で2期連続最高益更新へ。
■ケア21 <2373> [JQ]
上期経常が68%増益で着地・2-4月期も57%増益。
■ワッツ <2735>
5月既存店売上高は前年同月比16.0%増と7ヵ月連続で前年実績を上回った。
■セリア <2782> [JQ]
5月既存店売上高は前年同月比8.3%増とプラスに転じた。
■三洋堂ホールディングス <3058> [JQ]
5月既存店売上高は前年同月比25.9%増と増収基調が続いた。
■エムアップホールディングス <3661>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.1%にあたる10万株(金額で2億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月15日から7月28日まで。
■アイル <3854>
8-4月期(3Q累計)経常は2.5倍増益・通期計画を超過。複数ネットショップ一元管理サービス「CROSS MALL」がネットショップ作成サービス「BASE」と注文情報・在庫数のサービス連携に対応。
■gumi <3903>
前期経常を36%上方修正・3期ぶり最高益更新へ。
■エーアイ <4388> [東証M]
人工知能が創るラジオ番組に音声合成エンジン「AITalk」による技術協力を実施。
■小野薬品工業 <4528>
蛋白分解酵素阻害剤「フオイパン」を用いた新型コロナウイルス感染症に関する臨床試験を開始。
■オリエンタルランド <4661>
ベンチャー企業などへの投資を行う新会社オリエンタルランド・イノベーションズを設立。
■アース製薬 <4985>
革新的酸化剤「MA-T」を手掛けるエースネット、大阪大学発ベンチャーのdotAquaと包括業務提携。新型コロナウイルスに対する効果がある「MA-T」の医療機関での利用促進などで協業する。
■相模ゴム工業 <5194> [東証2]
前期経常は46%増益で上振れ着地・1-3月期(4Q)経常は4.5倍増益、今期業績は非開示。
■アサカ理研 <5724> [JQ]
上期経常は74%減益・通期計画を超過。
■MRT <6034> [東証M]
塩野義製薬 <4507> が研究用試薬として販売する「新型コロナウイルス IgG/IgM 抗体検出キット」の販売契約を締結。
■インスペック <6656> [東証2]
今期経常は33%増益へ。
■リバーエレテック <6666> [JQ]
使用温度200℃対応のGTカット水晶発振器「GTXO-04」を開発。
■エレコム <6750>
非開示だった今期経常は4%増で8期連続最高益、未定だった配当は5円増配。
■ライフネット生命保険 <7157> [東証M]
5月新契約件数は前年同月比34%増の9017件。
■薬王堂ホールディングス <7679>
5月既存店売上高は前年同月比1.8%増と増収基調が続いた。
■島津製作所 <7701>
仏モンペリエ大とアルツハイマー病変の検出法に関する共同研究契約を締結。
■ミスターマックス・ホールディングス <8203>
5月既存店売上高は前年同月比16.8%増と5ヵ月連続で前年実績を上回った。
■プロルート丸光 <8256> [JQ]
塩野義製薬 <4507> が研究用試薬として販売する「新型コロナウイルス IgG/IgM 抗体検出キット」を販売開始。
■スパークス・グループ <8739>
5月末運用資産残高は前月末比6.2%増の1兆2382億円。
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