相場のアノマリー【夏枯れ相場】とは?夏に薄商い、代金減少となる理屈を解説

長らく続いた梅雨も峠を越え、ようやく少し夏らしくなってきましたね。
ここから晩夏(8月後半)が、いわゆる「夏枯れ相場」と呼ばれ、一年で最も取引参加者が減少する相場というアノマリーがあります。
今回は『相場のアノマリー【夏枯れ相場】とは?夏に薄商い、代金減少となる理屈を解説』という内容でお送りします。
【夏枯れ相場】とはどんなアノマリー?
夏枯れ相場と呼ばれる理屈にはいろんな意見や説があります。
- お盆休みの時期を含むこと
- 海外勢も夏季休暇を取得すること
これらによって、その他の月に比べれば参加者が少なくなるという説明が自然かと思います。
おそらく、それ以外にも
- 5月の本決算発表、6月の株主総会を経て、第一四半期の決算の初動を確認したあとは企業・政治ともにイベントに乏しいから
- この時期に積極的に売買する理由が見当たらないから
といった理由も十分かと思います。際に、東証一部の過去10年間の月ごとの売買代金の多少(通年平均値からのかい離率)を見ると、たしかに7月からは明らかに売買が低調となっていることが見てとれます。

夏枯れ相場というのはイメージの話ではなく、事実として売買が減少しているものなのです。
それが秋口の10月ごろまで尾を引く可能性が高くなっています。
この売買代金の減少は、特に機関投資家にとってパフォーマンス悪化の要因となっています。
流動性の低下は、マーケットインパクトの増大とともに執行コストの増加に直結しているからです。
説明しましょう。
例えば、毎日平均1億円の売買高がある銘柄を2000万円買うとします。
一銘柄の売買への参加率は2割程度が上限(例外もあり)とされており、それ以上は自身の取引によって銘柄の株価自体を強く押し上げてしまいます(マーケットインパクト)。
そして、普段1億円の売買高があるはずのこの銘柄であれば、2000万円の取引は1日で完了できるのですが、薄商いの相場で8000万円しか出来なかったとすると、
- 参加率を上げて、価格を吊り上げても無理やり1日で終わらせる
- 2割の1,600万円のみ執行して残りを翌日に持ち越す
- 残りの執行を諦める
この3つの選択を決めることになります。
1つ目はマーケットインパクトが上昇し、2つ目はタイミングコストが増え、3つ目は機会コストが増えるということになり、何をどうやっても執行コストは上昇してしまうのですね。
8月のパフォーマンスは「良くない」
普段よりも売買が低調=銘柄の板が薄い状態。
こうなるとビットとアスクのスプレッドも増大します。
少額の売買でも、高流動性時に比べてどんどん価格を吊り上げていってしまうことになってしまうのです。
売買代金が低い個人投資家にとっては、このビット・アスクスプレッドの方が直接的な悪影響となります。
8月は市場の成績もパッとしないものです。

集計期間にもよるが、意外にも一年のうちで8月が最もパフォーマンスがよろしくないのです。
特に過去20年程度で見た場合、有名なアノマリー「Sell In May」として知られる5月よりも勝率が悪いとされています。
これからの相場は薄い売買ということで、「無理な投資はしないこと」が重要です。
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今回は『相場のアノマリー【夏枯れ相場】とは?夏に薄商い、代金減少となる理屈を解説』という内容でお送りしました。ご参考になれば幸いです。
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